家作り、時々、子育て

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フランス人に学ぶこと④便利な生活と引換えに払った大きな代償

フランスにはコンビニがない。初めは私も日本は進んでいるから24時間営業のお店が沢山あるんだ、と思っていたけど、これもまたとんだ勘違いだと言うことに気づいた。フランスにコンビニがないのではなく、必要ないだけなのだ。だってスーパーでさえお昼の12時~15時までは閉まってしまうし、日曜日も開いてない。なんて不便…と当初は思ったけど、それに慣れてしまえばなんて事ない。だってお店が開いている時に行けばいいだけだから。その代わり、自分がお店で働くとしたら、お昼休みはしっかりあるし、日曜日もお休み。しかもフランスの多くの学校はお昼休みが2時間あって帰宅して家でご飯を食べる。(学食で食べる子もいる)て事は毎日子供たちと一緒にお昼ご飯を食べる事ができるってわけ。つまり、客側から見れば24時間が便利かもしれないけど、働く側からすればそうじゃない方が断然、自分の生活が充実すると思う。

最近の日本では24時間営業のコンビには当たり前で、中には24時間営業のスーパーさえある。果たしてそこまで便利である必要がほんとうにあるのだろうか?

 

人は便利なものがあれば使おうとするもの。車があれば車に乗るし、エスカレーターがあれば階段に見向きもせずエスカレーターを利用する。それが当たり前になってしまった今では、本当に必要なものと本当は必要ないものの区別がつかなくなって来ている。地球温暖化問題に関しても、小まめな節電はもちろん大切だけど、本当は必要ないものを生活から排除することの方が大切かもしれない。24時間営業のお店は当然、多くの電力を使うし、車はガソリンを使ってCO2を排出する。エスカレーターだって電力を使うし、言い出せばきりが無い。本当は無くても困らないものを人々は多く開発して来て、今では無いと困ると錯覚してしまうけど、よく考えれば無くて困らないもので溢れている事に気づくと思う。

 

便利なものを使うことによって、私たちは自分の体で動くことを忘れ、自分の頭で考えることを忘れてしまう。もちろん、生活の中から完全に排除できない物もある。田舎に住んでいれば車が必要だし、友達と連絡を取るには電話も必要かもしれない。それでも、必要最低限があれば何とかなるもの。自分たちの生活をもう一度見つめて本当は必要のないものを一つずつ排除してみると、シンプルで幸福な暮らしが見えてくるのではないかと私は思う。

 

私たちは便利な生活を選んだことによって、昔から伝わる日本の文化や伝統を捨て、近未来の新しい日本を築きあげた。日本は世界から注目されるようになり、ハイテクノロジーの時代がやってきた。その引き換えに払った大きな代償を言葉にするなら、何て言えばいいんだろう。次から次へと変わっていく時代の中で、必死に便利な生活の中で生きていく。便利なものを使うためにお金を使って、お金を使うために働いて。失ったもの…それはもしかしたら自分の居場所なのかもしれない。

 

 

~フランス人に学ぶことシリーズ~

フランス人に学ぶこと①他人とぶつかる事を恐れない
フランス人に学ぶこと②”今”を生きる
フランス人に学ぶこと③古いものこそ価値がある文化
フランス人に学ぶこと④便利な生活と引き換えに払った大きな代償

 

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