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家作り、時々、子育て

初めての家作りや初めての子育て。誰も教えてくれないけど大切なこと。人と比べず情報に翻弄されず。経験をシェアすることで誰かの役に立つかもしれない。

映画感想文:「きみはいい子」

★★☆☆☆

「きみはいい子」観ました。

3歳児の母親としてこの映画を観た。観ながら尾野真千子と自分を重ね合わせては、心が締め付けられる場面も多かった。3歳児の母親なら共感できる部分が多いと思う。自閉症の子の演技も見事で、障害を持つ母親も心を打たれる作品かもしれない。共感できる部分が多いからこそ、どうしたらいいのかもっと具体的な手段で解決へ導いて欲しかったと思う。「あなただけじゃない。」作者はきっとそう思って欲しかったのかもしれないけど、悩んでいる人はその状況から簡単には抜け出せないのだから、この映画を観ても問題が解決される訳ではないかもしれない。「そんなにすぐには解決できない」というのもリアリティがあると思うけどその現実味があるからこそ、曖昧な終わり方ではなくハッキリとした出口へ導いて欲しかった。実際に虐待している親が見たら、「あなただけじゃない」と錯覚してこのままでもいいのか、と思ってしまうのではないかと不安に思った。

それ以外の構成やストーリーはとても面白かった。演技も高良健吾は少し違和感を感じたけどそれ以外は素晴らしかったと思う。途中クラス内のインタビューで実際の子供たちの様子が収録されてあり、とても面白い構成だと思った。ただ実際の様子と物語の中の様子に若干ギャップがあって、それが本意なのか不本意なのかはよく分からない。本意なら現実のこども達はこんなに無邪気で可愛らしいから安心して、という風に感じたけど、もし不本意ならちょっと微妙な使い方だなとも思った。

 

でも心に染みる温かいセリフが数多く登場するので、もう一度見直してノートに書き留めて置きたいとも思った。