家作り、時々、子育て

初めての家作りや初めての子育て。誰も教えてくれないけど大切なこと。人と比べず情報に翻弄されず。経験をシェアすることで誰かの役に立つかもしれない。

「イエヒト」ってどうなんだろう?

私達はもともと分離発注方式で家を建てるつもりだった。
と言うのは、分離発注方式で建てた友人が何人かいて、話を聞いていたからだ。でも1歳児と3歳児をかかえての家作り。マリ君も仕事が忙しいし、専門知識も皆無に等しい。そうなると、友人たちのように完全に自分たちでコンストラクション・マネージングをするのは難しいだろうと思い、分離発注方式を採用している業者を探した。

 

分離発注方式は、原価公開やオープンシステムとも言われている。私も上手に説明はできないけど、ようはハウスメーカー工務店に家作りを丸投げするのではなく、自分たちで家作りを進めていく。家に使う材料を一つ一つ決めて、どの工事をどの業者に頼むか決める。そしてその都度発生する料金の支払いも自分たちで管理し支払いをする。つまりは自分たちの責任で関わる割合が増えるので当然負担も増える。その分こだわりのある人はとことんこだわれるし、その分費用も抑えられることが多いとか。

 

そこで辿り着いたのが「イエヒト」のホームページだった。そこから気になる建築家を選び、事務所を訪問したところから始まった。それでも分離発注に関する家作りの進め方など詳しい説明はされず、正直どう進めていったら良いのか分からなかった。その上、費用を抑えられると謳ってはいるものの、坪単価60万~とそこまで費用を抑えられそうもない。そうこうしているうちにあっと言う間に1年が経ち、本当にイエヒトの宣伝文句どおりに家が建つのか不安になってきた。インターネットで調べてみてもなかなか実体験の声は聞けず、ようやく見つけた口コミサイトでの評価はあまり良くないものだった。

www.e-kodate.com

◆設計士のミスが施主の負担
◆不当に利益を求める詐欺士です。
◆業者への支払増減表(設計事務所が管理します)が杜撰
◆とても新築とは思えない状態です。

などなど。

 

でももしかしたらそれはイエヒトに限ったことではなく、工務店ハウスメーカーに頼む場合でも同じことが言えるのかもしれない。つまりは専門知識のないど素人が家作りをするのだから、良心的な業者を選ぶ必要がある。でもこの口コミサイトを読んでから私はがっくりと肩を落とし、イエヒト加盟の設計事務所とのアポイントを早々にキャンセルしてしまった。何せ一生に一度の家作りだから、失敗するわけにはいかない。リスクを犯して安価な家を建て、後で後悔するのだけは避けたい。きっとだれもがそうだと思う。

 

それを考えると、建築家の玉ちゃんはイエヒト加盟ではないが分離発注を採用している。と言うよりは、過去に採用していた。今思えば、玉ちゃんこそが良心的な業者だと思う。玉ちゃんは最初から分離発注に関するリスク等を何度も丁寧に分かりやすく説明してくれた。1番リスクを負うであろうことは、もし現場で事故などが発生した場合の責任の所在だと玉ちゃんは教えてくれた。仮に家作りの最中に現場の人が塗料を落とし床が全部ダメになってしまった場合、これは施主の私の責任となり、床材を再購入する資金は自分たちで用意する羽目になると言う。きっとイエヒトに加盟している業者たちがこんなリスクを丁寧に説明はしてくれないだろう。

 

施主の抱えるリスクが増え、まともに分離発注で仕事をしていたら建築家の仕事が増えすぎてやり切れない、と思ったからこそ玉ちゃんは分離発注方式を今では公式にはやっていないんだと思う。

 

私たち建築ど素人は、簡単に騙されてしまう。知識が無いというのはとても怖い。何かが間違っていても見抜く力が無い。だからこそ、自分たちが本当に信頼できると思える人に家作りはお願いしなくてはいけない。

家作りはどうしても早く完成させたいが為に焦ってしまうけれど、やっぱり時間をかけて信頼できる業者や建築家を見つけ、自分たちの知識も養っていく必要があるのかもしれないと思った。

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